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LumiLumi
好きな科学捜査はDNA分析。好きなキャラクターは、ホレイショ・ケイン。CSIを見ながらでもおいしくご飯がいただけます。


 3月21日(土) #11「危険な遊び」

とあるクラブで、エセックス・パーマーが吸った葉巻が爆発。口を吹っ飛ばされたパーマーは、大量の内出血により死亡する。彼はインターネット事業で成功した起業家で、ひねくれたユーモアの持ち主。死の直前には、女性客のカクテルにハエが入った氷を入れてその反応を楽しんでいた。店内では、クレジットカードや現金が入ったままのパーマーの財布が発見される。
財布に付着した指紋から、マリオ・ガランティが捜査線上に浮上。フラックたちはモーテルに出向いてマリオを捕らえる。しかし、マリオはパーマーの財布をかすめ取っただけで、爆発に驚いて逃げる途中、財布を落としたと主張。殺人については否定する。

リンジーは、パーマーの衣服を調べ、ネクタイにミネラルウォーターと唾液の染みを発見。唾液のDNAをデータベースで検索し、ローレンス・ガラクターという人物にたどり着く。実はこの男、誇大広告でいたずらグッズを販売しているラフィング・ラリー。パーマーの衣服のポケットからも、ラリーが販売するいたずらグッズの1つ、「かゆい粉」が見つかる。道理で、パーマーの検視を行ったシドが腕や頭にかゆみを感じたわけだ。フラックとリンジーも、子供の頃にコミックブックに載っていたラリーの広告に釣られ、小遣いをはたいてガラクタばかりつかまされていた口だった。
ステラ、リンジー、フラックは、ラフィング・ラリーのショップへ。事情を聞かれたラリーは、パーマーとネットビジネスに関する契約を結び、その際に持っていた葉巻をあげたと説明。葉巻は、自前の製品「爆発葉巻」ではなく、「娘が生まれた」と言って葉巻を配っていた男からもらったものだと話す。ラリーの話が真実であれば、狙われたのはラリーということになる。
捜査は進み、パーマーを殺した葉巻と「爆発葉巻」は、まったくの別物だと判明。また、ラリーはキム・ウェイ貿易という玩具卸売業者に10万ドルもの借金があることが明らかになる。ステラ、リンジー、フラックは、事情を聞くためキム・ウェイ貿易へ。ところが、ステラたちの動きに感付いたキムは、在庫の花火に点火して逃走を図る。おかげでちょっとした爆発騒ぎになるが、最後はフラックがキムを逮捕。キムは、ラリーに恨みはあるものの、殺したりはしないと弁明する。
リンジーは、凶器の葉巻を詳しく調べて販売店を割り出し、店の監視カメラの映像から犯人の絞り込みを図る。映像の画質は粗かったが、鼻の長さや目の間隔、口の幅などの特徴から犯人の人相を特定するバイオメトリクス技術を応用。容疑者を6人に絞り込んで、ラリーに面通しさせる。そして、ラリーの証言により、犯人はベンジャミン・スーターだと判明する。
ベンジャミンは、マジックミラーの向こうにラリーがいると察して、犯行の動機について語り始める。それは、ベンジャミンが子供の頃にさかのぼる。当時、ラリーの誇大広告を見て夢をふくらませていたベンジャミンは、親友のサムと2人で小遣いを出し合って「ミニ原子力潜水艦」を購入。サムはラリーの宣伝文句を鵜呑みにし、その「ミニ原子力潜水艦」で池に入っておぼれ死んでしまったのだ。そのトラウマから、ベンジャミンは、自分の息子の周りから危険なものを取り除こうと極端な行動を取るように。コミックブックはおろか、おもちゃや友達と遊ぶことまで禁止し、息子を家に閉じこめた挙げ句、妻に離婚を言い渡されてしまったのだ。そこでベンジャミンは、ラリーへの復讐を決意。弾薬会社に勤務している利点を生かし、葉巻に爆薬を仕込んでラリーに渡した。その後、葉巻がパーマーの手に渡ったと気付いたベンジャミンは、葉巻を取り返そうとしてパーマーを追うが一歩及ばず。結果的に、罪のないパーマーが命を落とす結果となったのだ。ベンジャミンは、2度とラリーが笑うことのないよう祈り続けると言い残して、逮捕される。

一方、ダニーは、同じアパートに住む少年のルーベンを教会に連れて行く。この日は教会で「自転車の祝福」が行われる日。ルーベンも教会で自転車に聖水をかけてもらうが、その帰り道に食料雑貨品店で強盗事件が発生。銃声を聞きつけたダニーは、まっすぐ家に帰るようルーベンに指示をして、自分は事件の捜査にあたる。店主のジャスティンは、犯人に銃で殴られて負傷していたものの、命に別状はなし。彼と妹のルーシーは、犯人の白目が青かったと証言する。店内には銃弾も弾痕も見当たらず、表に置かれていたオレンジに弾が貫通した跡が見つかる。
ホークスは、ケガを負ったジャスティンの傷口から採取した微物が、ファイバーグラスだったことを突き止める。シドは、犯人の白目が青かったのは、犯人が骨形成不全症を患っているからではないかと推測。骨がもろい犯人が、骨折を防ぐためにファイバーグラス製のギプスを付けていた可能性を示唆する。早速ダニーは、医療記録から犯人の割り出しを試みることに。ところが、そんな最中に衝撃的な事実に直面する。なんと、ルーベンが死体となって署に運ばれてきたのだ。ダニーは、家に送り届けるべきだったと自分を責めつつ、ルーベンの母リッキに訃報を伝えに行く。
やがて、ルーベンは腋の下に被弾しており、弾にはクエン酸が付着していたことが明らかになる。恐らく、ルーベンを襲ったのは、強盗事件の際にオレンジを貫通した弾だ。被弾した場所が場所だけに、ルーベンは撃たれたことにすぐに気付かず、アドレナリンの影響で痛みも感じないまま帰路に就いたのであろう。そして、家に到着する寸前に息絶えたのだ…。
アダムは、犯人が骨形成不全症であるというシドの見立てに異議を唱え、青い白目は眼球のタトゥーによるものだとの見方を示す。マックとホークスはアダムの意見を考慮し、タトゥーショップを調査。その結果、オリー・バーンズという男が食料雑貨品店を襲った犯人と判明する。しかしオリーは、強盗の容疑は認めるものの、発砲したのは自分ではないと主張。銃は地下鉄の駅のゴミ箱に捨てたと説明する。その後の調査で、オリーには発射残渣が見られず、駅のゴミ箱から発見された銃にも発砲の痕跡が見られなかったことが明らかになる。
マックたちは、発砲時の状況をコンピュータ上でシミュレーションし、オリーの言い分に正当性を見い出す。どうやら発砲したのはルーシーだったようだ。ホークスは、再び食料雑貨品店に出向いて店内を調査。レジ下の棚に銃が置かれていた跡を発見する。その後、署に呼ばれたルーシーは、ルーベンの遺体を前にして驚くべき事実を知らされる。自分が撃った弾が少年の命を奪ったと…。返す言葉を失ったルーシーには、ただ泣くことしかできないのだった…。


【鑑賞MEMO:豆知識】
葉巻にまつわる習慣

欧米では、商談成立後や子供が誕生した時などに葉巻を配る習慣がある。

シーモンキー
アルテミア(ホウネンエビ科)。ブラインシュリンプと呼ばれることもある。飼育が容易なため、科学教材として用いられることも。

XRF
蛍光X線分析。物質の元素組成の定性、定量の分析を行うための方法の1つ。

PIMS
Personal Information Management Systemの略。

【鑑賞MEMO:決めゼリフ】
「『慰めるのは得意じゃない』と言えばいい」 by マック

ルーベンの死にショックを受け、自分を責めるダニー。彼を慰めたいリンジーは、どう言葉をかければいいか分からずに、マックに「慰めるのは得意じゃなくて…」とこぼす。そんなリンジーに対するマックの一言がこれ。やはり、あれこれ考えずに、素直な気持ちを伝えるのが一番か。この後、リンジーはダニーにどうやって慰めたのだろうか?

【鑑賞MEMO:キャラクター】
自責の念にかられるダニー

同じアパートに住むルーベンの死に、責任を感じるダニー。普段から親しく付き合っていたルーベンの死は、相当なショックだったに違いない。自分がきちんと家まで送り届けてさえいれば…、そう思うのも無理はないが、間近で強盗事件に遭遇しながら素通りできないのも当然。怒りや悲しみの矛先をどこに向けていいのか分からず、苦しむダニーが不憫。ダニーとの間に信頼関係があったからだろうが、ルーベンの母親リッキが、一方的にダニーを責めようとしなかったのが救いだった。
なお、いたずらグッズを販売するラリーの本名ローレンス・ガラクターの「ガラクター(Gelachter)」とは、英語の「laughter(笑い)」を表すドイツ語。偶然にも日本語の「ガラクタ」と響きが似ているのが面白い。
オープニングで登場した女性バーテンダー役は、ドラマ「ファッション・ハウス」のニッキー役で知られているニコール・プリアム。

2009.3.21|CSI:ニューヨーク4、エピソードガイド|コメント(1)トラックバック(0)

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コメント

今回のエピソードも、銃社会アメリカの悲劇だったのかなぁと。自らを守るため、という事で手にした銃が、罪のない子供の命を奪ってしまう。ダニーの悲しみと、本当に、慰めの言葉もないリンジー。マックの一言も響きました。

投稿: FUMITY | 2009.03.23 03時02分

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