
このコラムはこんなライターの皆さんが書いてます。
Lumi
好きな科学捜査はDNA分析。好きなキャラクターは、ホレイショ・ケイン。CSIを見ながらでもおいしくご飯がいただけます。
#15「ゲームの代償」でクリスが台詞を練習していたのは、「ハツカネズミと人間」という芝居のオーディション。この「ハツカネズミと人間」は、『怒りの葡萄』や『エデンの東』で知られるアメリカの小説家・劇作家であるジョン・スタインベックの短編小説『ハツカネズミと人間』が原作です。物語の主人公は2人の渡り労働者。1人は機転が利き賢い小男ジョージ。もう1人は愚順な大男レニー。2人は友情を育み自分たちの農園を持つことを夢見て懸命に働くのですが…。
オンエアでは、クリスと娘のエマが台本を手に台詞を練習をします。
「土地のくれるもので」
「この向こうだ。見てろよレニー、ずっと見てろ」
「見てるよジョージ、見てる」
「ステキだぞ。揉め事もケンカもないし誰も傷つかない。盗みだってないんだからな」
実はこの後で、ジョージはレニーを撃つことになるのです。過酷な現実を目の前に起こる悲劇…。クリスも悪気はなかったのに、空砲でカイルを殺すことになってしまいました。その皮肉が、台本の台詞にこめられていたんですね。
そしてこの小説、1992年にゲイリー・シニーズの監督・主演で『二十日鼠と人間』として映画化されているんです。映画ではゲーリー・シニーズがジョージを、ジョン・マルコヴィッチがレニーを演じています。
小説の中で起きる悲劇と、それを映画化・主演したゲーリー・シニーズ。「ハツカネズミと人間」には、そんな2つの背景が隠されていたのです。
2007.4.19|CSI:ニューヨーク2、ミニコラム|固定リンク|コメント(0)|トラックバック(0)
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